「プラスアップリフティングですか?フェイスリフトと同じものですか?」 カウンセリング室で患者さまからこの質問をいただくたびに、私はむしろ嬉しくなります。名前だけで判断しようとするのではなく、施術の「中身」をきちんと理解した上で選ぼうとされている証拠だからです。
実は、この言葉に聞き馴染みがないのは当然のことです。「プラスアップリフティング」は、当院(プラネット整形外科)が独自に使用している名称だからです。
名前が聞き慣れないだけに、「一体どんな施術なのか?」と気になるのも自然な反応です。本日は、医療者の立場からその疑問にひとつひとつ丁寧にお答えしていきます。
リフティングは「名称」よりも「どこまで対応するか」が重要
リフティングについて調べていると、多くの方が混乱しやすいポイントがあります。それは、同じ「フェイスリフト」という名称を使っていても、実際の手術内容は病院によってまったく異なるという点です。
- ヘアラインから耳の前までしか切開しない病院
- 耳の後ろを通って首の近くまで広範囲を切開する病院
このように、名前が同じでも「手術の範囲」や「アプローチの深さ」は病院ごとに異なります。そのためプラネット整形外科では、患者さまにより明確にご説明できるよう、手術範囲と方法に応じて体系的に分類し、それぞれに独自の名称を設けています。
プラネット独自技術『プラスアップリフティング』の特徴
プラスアップリフティングは、他院でいう一般的な「フェイスリフト」と構造的にかなり近い本格的なたるみ改善手術です。
- 切開範囲: ヘアラインから耳の後ろの約2/3の位置まで
- 引き上げ技術(デュアルプレーン方式): たるみの根本原因である「筋膜(SMAS)層」はより上方の角度へ強力に引き上げ、表面の「皮膚」は自然につながるよう別の方向にリフティングして固定します。
皮膚と筋膜を別々の方向に扱うことで、不自然なひきつれのない、なめらかで美しいフェイスラインを実現します。
では、なぜこの施術を「フェイスリフト」ではなく「プラスアップ」と呼んでいるのでしょうか?それは当院に、これよりさらに拡張した段階の手術(プラネット式フェイスリフト)が別に存在するからです。


あなたに合うのはどっち?プラスアップ vs フェイスリフト
プラネット整形外科では、たるみの範囲と程度に合わせて最適な術式をご提案しています。
🔹 プラスアップリフティング(顔の中心部のたるみに特化)
- おすすめの方: 30代〜40代で、輪郭系の骨切り手術後にたるみが出ている方。
- 特徴: 顔全体のもたつきを改善し、シャープなVラインを取り戻します。
🔹 プラネット式 フェイスリフト(首や目元まで広範囲をカバー)
- おすすめの方: 50代以上で、首のシワ、二重顎、顎と首の境界が曖昧なたるみが伴っている方。
- 特徴: 切開ラインは耳の後ろ全体を通りヘアラインの下まで続き、剥離範囲も首の下まで広がります。
徹底した止血による「少ないダウンタイム」
どちらの手術も平均して4時間以上かかります。しかし、「時間が長いから回復が遅くなる」というわけではありません。むしろ、手術中に出血箇所をその場で極めて丁寧に処理するため、結果的に腫れや内出血が少なくなるケースが多くあります。


まとめ:名前ではなく「中身」で選ぶリフティング
過剰な手術を勧めることも、物足りない仕上がりで終わらせることも避けたい。必要な手術だけを明確にご案内するのが、プラネット整形外科の医療者としての真摯な姿勢です。
リフティングを選ぶ際にまず見るべきは、名前ではありません。
- どこまで切開するのか?
- どこまで剥離するのか?
- どの組織(皮膚・筋膜)をどう扱うのか?
クリニックを訪れた際は、「プラスアップリフティングはできますか?」ではなく、「私の現在の状態には、どの方法(切開・剥離範囲)が最も適していますか?」と質問してみてください。その問いに明確に答えてくれるクリニックを選ぶことが、後悔しないリフティングへの第一歩です。
💡 よくあるご質問(FAQ)トップ5
A. プラスアップリフティングは、当院独自の名称ですが、構造的には他院で実施されている本格的な「フェイスリフト」に非常に近い手術です。ヘアラインから耳の後ろ2/3までを切開し、皮膚と筋膜(SMAS)を別々の方向に引き上げる「デュアルプレーン方式」を採用し、自然で強力なリフトアップ効果をもたらします。
A. はい、非常に高い効果が期待できます。骨格が小さくなったことで余ってしまった皮膚と筋膜を、プラスアップリフティングによって適切な位置へ引き上げ・固定することで、30〜40代の方でもシャープなフェイスラインを取り戻すことが可能です。
A. 手術時間が長い理由は、剥離と「徹底した止血作業」に時間をかけているためです。出血をその場で丁寧に処理することで、術後の腫れや内出血を最小限に抑えることができ、結果的にダウンタイムを短縮することにつながります。
A. 首回りのたるみや深いシワが気になる場合は、切開範囲と剥離範囲をさらに首の下まで拡張する当院の「フェイスリフト」をお勧めします。患者さまのたるみの状態に応じて、最適な術式をご提案いたします。
A. 患者さまの年齢、皮膚の弾力、たるみの進行度、骨格の形などを直接診察し、「どこまでの切開・剥離が必要か」を基準に判断します。今の状態に不要な過剰な手術はお勧めせず、本当に必要な施術のみを率直にご案内いたします。



